2)日本聖書神学校「聖書ギリシア語 通信講座」の概要 3
日本聖書神学校「聖書ギリシア語 通信講座」は、日本聖書神学校のホームページから申込用紙(PDF)をダウンロードし郵送で申し込むか、電子メールで申し込む。私は電子メールで申し込むことにした。
メールに書き込む必要事項は以下の通り。
1.添削とDVD教材 36,000円、2.添削のみ(DVDをお持ちの方)27,000円、3.DVDのみ購入(添削なし)18,000円 どれか一つを選択。
個人情報を記入する。名前とふりがな。住所、電話番号、メールアドレス。所属教会(キリスト教徒でない人、教会に所属していない人は不要)
※キリスト教徒でなくても聖書のギリシア語を学びたい方は誰でも受講できる。
教科書を一緒に購入する場合は、その旨を記入。
※この教科書は古い版がメルカリなど中古品売買サイトにあがっている。この授業で使う新版と内容はそこまで違わないとは思うが、記載順序など少しでも違うと授業に差し支えるので、高い教科書だが、購入した方が無難だ。
受講料と教科書の合計金額を記入。
以上の内容を記入の上、日本聖書神学校 総務部 「聖書ギリシア語通信講座」係のメールアドレスへ送信。
メールを送ってから3日4日で教材と受講料および教科書代の振込用紙が届く。
振込用紙は郵便局の振込用紙なので、郵便局から振り込む場合、手数料が無料となる。
ただし郵便局の口座から振り込む場合が無料。財布からお金を出し窓口を通して振り込みをすると振込手数料が110円かかる。
送られてきた教材はDVD6枚と教科書1冊。
添削指導は、任意の用紙に練習問題の解答を書き、郵送でやり取りすることになる。
6枚のDVDは、1枚、2巻に分かれ、それぞれ6項目に分かれている。1項目20分。2項目づつ区切りが入り、1巻視聴するのに2時間。DVD1枚視聴するのに4時間。すべてのDVDを視聴するのに24時間かかる。
DVDでは日本聖書神学校の笠原義久(カサハラ ヨシヒサ)先生(現:日本基督教団信濃町教会牧師、日本聖書神学校兼任教授)が講師を務められ、コイネー・ギリシア語についてサラリと解説してくれる。
本当、サラリと解説するだけだが、大事な点はしっかり把握できる。
教科書は、日本神学校(現:東京神学大学)の講師を務められた玉川直重(タマカワ ナオシゲ)先生(故人)が書かれ、一橋大学名誉教授の土岐健治(トキ ケンジ)先生が監修をされた「新約聖書ギリシア語独習」だ。
この本は先述したキリスト教関連の教科書なので、初歩的な知識は乏しい。この教科書を使いつつも、堀川宏先生の「しっかり学ぶ 初級古典ギリシャ語 文法と練習問題」を参考にした。
またこの教科書の練習課題には解答がついていない。答え合わせをするには、コイネー・ギリシア語に詳しい方に聞くか、この通信講座で添削指導をつける必要がある。
添削指導は郵送のみ受け付けてくれる。
解答を送付してから返ってくるまで2週間から3週間が目安とのことだが、だいたい10日ぐらいで返ってくる。
添削指導は日本聖書神学校の菅原裕治(スガワラ ユウジ)講師が御担当をされ、受講開始から3年間、受けられるとのこと。
赤ペンで一つ一つ丁寧に解説してくれるので、学校で授業を受けているように勉強できる。
郵送での添削指導、かなり手間なので、申し込み時、つけるかつけまいか悩んだ。
添削指導をつけなければ、この通信講座は6枚のDVDと1冊の本を購入するだけ、DVD18,000円(税込)と教科書4,400円、合計22,400円ですむ。
しかし、添削指導をつけないと教科書の練習課題の答え合わせができない。
そのため、添削指導をつけることにした。
添削指導は、教科書の練習課題の答え合わせのみならず、教室で授業を受けているような懇切丁寧な指導が受けられるので、つけてよかったと感じている。
受講の流れとしては、以下の通りだ。
あらかじめ教科書を読み基礎的な単語と活用形を覚えてから、その講義を2項目(教科書の2課分)、40分聞く。
その後、教科書の練習課題をレポート用紙に解答する。
レポートがたまったら、封筒を用意し封入。返信用封筒も添付し封をする。
その後、ポストに投函。
これだけで3時間ぐらいかかる。
添削指導は3週間が目安とのことだが、だいたい10日ぐらいで返ってくる。
ざっとこんな感じである。
次回からは、この教材を使った学習の状況についてブログに書いてみたい。
送られて来た教材(教科書含む)